「文字式による説明」は意外と簡単!Vol.2

昨日の「文字による説明」が好評とのことなので、
今日は調子に乗って第2弾 (^○^)

Q3:「5で割ると3余る数」と「5で割ると2余る数」との和は5の倍数であることを説明せよ

※5で割り切れる数 = 5の倍数 ⇒ 5m (mは整数)なので

5で割ると3余る数 ⇒ 5m+3 (mは整数)、
5で割ると2余る数 ⇒ 5n+2 (nは整数)

A3:整数とすると、
5で割ると3余る数5m+3
5で割ると2余る数5n+2
と表されるので

それらの和は、

(5m+3)+(5n+2)

=5m+5n+5

(m+n+1)

m+n+1整数なので、

(m+n+1)は5の倍数である。

よって、5で割ると3余る数と5で割ると2余る数との和は5の倍数である

Q4:2けたの自然数がある。その数と十の位と一の位を入れかえた自然数との和は11の倍数であることを説明せよ。

A4:
もとの2けたの自然数の十の位の
数をa、一の位の数をb (ただし、a、bともに1けたの自然数)とすると、

もとの2けたの自然数

10a+b

入れかえた数

10b+aと表される。

それらの和は、

(10a+b)+(10b+a)

=11a+11b

11(a+b)

a+b整数なので、

11(a+b)は11の倍数である。

よって、これらの数の和は11の倍数である。

Q5:2けたの自然数がある。その数か

ら十の位の数と一の位の数を入れ

かえた数をひくと、その差が9の

倍数になることを説明せよ

A5:A4より


もとの2けたの数は10a+b

入れかえた数は10b+a

と表される。

それらの差は、

(10a+b)-(10b+a)

=9a-9b

(a-b)

a-b整数なので

(a-b)は9の倍数である。

よってこれらの数の差は9の倍

数である。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

無料体験授業実施中

お問い合わせはこちら