「映像授業＋個別指導」の特長

　加茂ゼミナール高校部は「ウイングネットの５教科映像授業＋週１（または２）の個別指導」の併用が基本コースとなります。下位普通科や専門性高校向けの個別指導のみのコースも用意しておりますが、大学受験を目指す上位普通科に通う高校生には、原則「映像授業」と「個別指導」をセットにしたコースを推奨しております。
　サテライト（衛星）方式で映像授業を積極的に活用する大手学習塾や、校舎別に近隣高校向けの一斉授業を行う集団方式の学習塾、大学生アルバイトを積極的に活用する個別指導塾や家庭教師などと一線を画した「映像授業＋個別指導」を採用しているのが加茂ゼミナール高校部の最大の特長となります。

　国公立大学を受験するには、センター試験で５教科７～８科目の受験が必要になります。しかもセンター試験で出題される問題は、８割以上が高１～高２で学習した範囲から出題されます。これだけのボリュームを、３年生の部活が終わってから対策していては、到底間に合わせることができません。
　また学校推薦や自己推薦で私立大学を目指す場合も、高校生活での内申点が大きく影響するので、得意な科目だけ好成績を上げていればいいというのではありませんし、高１の早い段階から学内で好成績をキープしておく不断の努力が必要となります。
　そんな忙しい高校生のために用意されているのがZ会が提供する映像授業「ウイングネット」です。ウイングネットは、１回の講座が約２０分と短く、また予習不要（映像授業が予習になる）の前提で作成されているため、部活で忙しい高校生でも毎日少しずつ、コツコツと学習することができます。
　また、予習映像だけでなく、演習問題による復習、定期テスト対策、そしてセンター試験対策と、同じ単元でも目的別に講座が用意されているため、個々の学習状況や得意科目・不得意科目で学習内容を自由に選択することができ、限られた時間を最大限有効に活用することができます。もちろん高２、高３から始めても、無理なく全学習範囲をカバーすることが可能になります。

　加茂ゼミナール高校部の基本コースは「ウイングネットの５教科映像授業＋週１（または２）の個別指導」となります。映像授業だけであれば、わざわざ塾に通わなくても自宅で利用できるサービスもたくさん存在しています。それでも加茂ゼミナール高校部が映像授業を提供するのは、そこに理由があるからなのです。
　スポーツの世界でも、監督やコーチなどの指導者から指導を受ける練習だけでなく、自宅で毎日コツコツと行う、いわゆる自主練が大事です。しかしこの自主練、ただ時間をかけてやりさえすればいいというわけではないはずです。指導者の指導方針に基づいた内容を、適切な環境で適切な形で行わないと、その効果は得られないばかりか、マイナスに働くこともあるでしょう。
　勉強の世界ならこれは自宅学習が該当します映像授業は手軽に始められる、生徒自身で始められるいわゆる「自立学習」形式なので大変便利なツールですが、「どこから始めればいいのかわからない」「見ているだけできちんと理解できたのかわからない」「今やるべき勉強がわからない」といったデメリットもあり、それを生徒個人できちんと管理徹底するのは非常に大変なことなのです。
　その点ウイングネットは、単元ごとに映像が細分化されており、また単元ごとに演習問題やタスクテストが用意されているため、単元ごとの理解度を確認したうえで、理解度が不足している単元から受講を始めることができます。また１つ１つの映像が２０分程度と短い点や、予習用・復習用・テスト対策、センター対策と個々に用意されているので、習熟度や目標に合わせて受講すべき動画を選びやすくなっています。
　ウイングネットは上記のように非常に優秀な自立学習ツールですが、これだけですべての生徒が最適な自立学習を実行できるわけとは限りません。そこで加茂ゼミナール高校部では、専任講師が毎週最低１回は生徒と面談を行い、現在の学習状況と次週の学習目標を共有し、最終目標となる「大学進学」までの道筋を明確にすることで、生徒のやる気を引き出す環境を構築しています。ウイングネットでの学習状況は、「何月何日の何時から何時まで、どの映像を受講したか」といった細かい履歴まですべて管理しているので、生徒の頑張りを把握することができますし、その頑張りが正しく成果に結びつけられるように導くこともできるのです。

　加茂ゼミナール高校部は映像授業に加え、LINEなどのスマホアプリを通じての質疑応答など、最新のIT技術を取り入れ積極的に活用していますが、生徒と講師が面と向かって行う対面授業を、すべての生徒に最低週1回は行うことを必須としています。それも必ず、学生アルバイトではなくプロの専任講師による授業を行います。
　動画やスマホアプリは、あくまで生徒の勉強効率をより高めるためのツールに過ぎません。学習塾が一番大事にしなければならないのは、生徒の性格や学習能力を正確に把握し、一人ひとりに最適な学習計画、学習指導を提供し、生徒の可能性を最大限に引き出してあげることです。その最適解を求めるためには、対面による直接会話が絶対に必要であると信じています。

　したがって加茂ゼミナール高校部では、映像授業のみをご提供するコースは存在しません。いずれのコースにも必ず週1回以上の個別指導の時間を設定させていただいております。（自習室利用コースのみ、原則授業を行わないコースのため個別指導はございませんが、生徒が自習室を利用している際は、必ず声掛けを行い、状況に応じて面談、進路相談などのサポートを行っております。）
　映像授業で大学受験で戦うための戦力（基礎学力、応用力）を整え、個別指導と個別サポートでその戦力を活かす戦術（苦手科目克服や難問読解と的確な進路指導）を駆使し、大学合格という勝利へと導く。これが加茂ゼミナール高校部の受験戦略なのです。