TOOGA式高校理系科目攻略法Vol.1~センターの理系科目で9割取るための3箇条

 私は学生時代、理系科目でいかに点数を稼ぐか、というよりむしろ、理系科目でいかに失点を防ぐか、というレベルでテストに臨んでいた典型的な理系タイプでした。高校3年生時の受験勉強も、苦手な文系科目の点数を伸ばすことよりも、理系科目でどんな問題でも満点が狙えるように、得意科目をさらに伸ばすことに重点を置いて勉強していました。今、私は講師として、当時自分がやっていた勉強法や問題の解き方、テクニックを生徒に余すところなくお伝えしようと努力していますが、当ブログでもさわりの部分といいますか、基本的な考え方、とらえ方についても紹介してまいりたいと思います。題して「TOOGA式高校理系攻略講座」。(TOOGAは私の愛称だと思ってください・・・汗)

 まず今回は、数学・物理・化学の3科目でセンターで満点獲得を目指し、実際には得点率95%を達成した私が当時実践した攻略法をご紹介いたします。「どうやったらセンターで満点が取れるようになるか」という命題を達成するために導いた攻略法ですが、単純に理系科目、特に計算系科目で点数をアップさせるためには欠かせない要素になると思います。
 

センター理系科目で9割取るための3箇条
  1. 計算速度を早める
  2. 計算を正確に行う
  3. 公式を意味を知る

 テストで満点を目指すには、当然ですが「未解答」が出てはいけません。最低限すべての問題に解答する必要があります。そのためには、これも当然ですが、個々の問題をいかに早く解くかが必要になります。しかし難易度の高い問題になると、どんなに頑張ってもある程度の時間が必要になる問題が出てきます。
 では解答速度を上げるポイントはどこか。個人差が一番でるのは、計算速度ではないかと思います。わかりやすく2乗の掛け算(\(n^2\))を例にすると、小学生でも九九を習うので、9×9までは誰でも即答できるでしょう。高校生になれば、15×15あるいは20×20くらいまでは暗記している人もいると思います。でもこれを暗記していない人は、いちいち筆算を書かないと計算することができません。この差はわずかかもしれませんが、複雑な計算が続く問題で少しずつ効率的に計算できる人と、地道に筆算で計算する人とでは、そのスピードは大きな差が出てきます。
 私の場合はただ暗記するだけでなく、独自に考えた計算式に当てはめることで、2ケタの2乗ならどんな数字でも10秒以内で暗算できるようにしました。2ケタの掛け算は暗算でやるのは難しいですが、この独自計算式なら足し算と引き算を使うだけなので、暗算でも素早く計算することができました。そしてこれ以外にも計算を効率的に行うテクニックを自分で考え、駆使することで、問題解答時の計算速度を早くする努力をしてきました。(この独自計算式については後日公開します!)
 子供のころにそろばんを習うと計算速度が速くなるといいますが、これもそろばんを使う中で身に着けたテクニックが暗算にも活きているからだと思います。高校生になってからでも十分間に合います。様々なテクニックを効率よく使うことで、計算速度は飛躍的にアップすると確信しています。

 しかしながら計算速度を早くすることは、別のリスクを産むことになります。それは「正確性」です。計算は早いけどミスが多い、という生徒はたくさんいます。せっかく公式を正しく使い、正しい解法を導き出しているのに、肝心の計算をミスしてしまっては、何の意味もありません。まったく解けなかった人と同じ、むしろ時間を使っている分マイナスです。満点を目指すならもちろんのこと、少しでも理系科目の点数を上げたいのであれば、まず計算ミスを無くす、減らすことが最重要ポイントになってきます。
 では計算ミスを無くすにはどうしたらいいか。私の結論は「そんな方法はない」です。絶対にミスしない人間なんてこの世にはいません。だから計算ミスは絶対に発生するものです。でも、そのミスを見つけることができれば、訂正することが可能です。従って私はいわゆる「検算」の方法をいろいろと考え、こまめに検算を行うことで自分のミスを確実に拾い、修正することに注力しました。
 これもわかりやすい例で説明しますと、中学で習う2次方程式の展開と因数分解の関係がいいでしょう。式の展開と因数分解は真逆の計算をしているだけなので、式の展開が合っているかどうかは因数分解すればわかりますし、因数分解の計算なら自分で分解した式をもう一度展開してみれば、元に戻るかどうか簡単に確認することができます。
$$x^2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)$$$$(x+a)(x+b)=x^2+(a+b)x+ab$$  ↑公式を逆に使用すれば検算ができる

 満点を目指すなら、ミスは致命的。でも人間は必ずミスをする。だからミスを無くすために努力するのではなく、ミスを確実に拾って素早く修正するテクニックの習得に力を注ぐ。それが私が受験生時代に出した正確性を極めるための答えでした。

 ここまで述べてきたポイント、つまり計算を早くそして正確にするというのは、小学生からでも心がけることができるお話です。小中学校で算数、数学が得意だった人なら誰でもある程度は身に着けているものでしょう。しかしそれでも高校で数学や理科に挫折し、成績が下がってしまったというケースがたくさんあると思います。私もそういった生徒をこの塾でもそして自分の現役時代の仲間たちでもたくさん見てきましたが、彼らが苦戦しているには、3つ目のポイント「公式の意味を知る」ことができていないことが原因なのではないかと思います。この3つ目のポイントについては、説明が長くなりますので、次回のブログにてご報告いたします。

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